「自分らしいキャリア」を言葉にしてみよう

#02 OpenDOORは、「自分らしいキャリアって何?」をテーマに開催しました! 

キャリアってみんな悩むけど、そもそも何で悩むんだろうね?というところから考えてみたくなったのです。

自分らしいキャリアとは

自分らしいキャリアって、

・自分らしい
・キャリア

の2つの言葉からできています。

まず、「自分らしい」という言葉。
毎日イキイキと過ごせる、ストレスフリー、自然体…そんなイメージでしょうか?

私は、ソーシャルワーカー的にいうと、「自分らしい」というのは、「抑圧のない(または少ない)」「自分の価値に根差している」ということだと思っています。

「社会通念や同調圧力などのルールや常識とされるものを優先する生き方ではなく、自分の価値観や信念を大切にすること」

と言えるでしょうか。

そして、「キャリア」という言葉。
「ソーシャルワーク」と同じ横文字で、分かるようで分からない言葉なのですよねぇ。

キャリアからは職業、職歴など仕事をイメージしやすいですが、元々の語源は「轍(わだち)」です。通ってきた道。そう、生きてきた道です。

こんな風に考えると、「自分らしいキャリア」とは、自分の価値観を大切にした等身大の生き方、それに気づいたり、歩む道のりそのもの、なのではないかな、と私は思っています。

この定義も、人によって少しずつ違うのかもしれません。どうとらえるかが、その人の価値に根付いていてよいのでは?と思うからです。

OpenDOORでは、この「自分らしいキャリアって?」という意見交換を参加者のみなさんとブレイクアウトで自己紹介も含みつつお話いただきました**

画像

私はどうやって生きてきたのか

今回お申込みは11名。
今回のメインワークは、「自分の轍(わだち)から人生のハイライトシーンを見つけてみよう!」というものです。

各々、自分の人生から印象的な3つのシーン(人や出来事など何でもOK)について持ち寄り、3人1組のブレイクアウトルームでシェアしていきます。

人生の岐路でお世話になった人
考え方を変えてくれた本
忘れられない人
大切な人からの一言
・・・

はじめましての方のご参加も多かったのですが、ブレイクアウトルームでは本当に濃いお話があり、心が動く時間になりました。

30分と少しという限られた時間でのお話でしたが、自分の人生を振り返り、言葉にして、自分で自分の人生を語るということが、それぞれのオルタナティブ・ストーリーの発見になったように思います。

・まさにキャリアとは人生そのものだと感じました!自分の人生のことを自分の言葉で語り合える、そのような素敵な温かいの場だからこそ、多くの気付きとともにかけがえのない機会になりました。

・柔らかい場づくりをありがとうございました。人生のわだちを振り返るなかでのまさかの涙、自身の大切にしていることを再認識でき、ありがたかったです。

・安心して自分を振り返り、想いを話し、受け止め合うという機会は日常生活であまりないので、このような機会はとてもいいなと思いました。

この先をどう生きる?と具体的なキャリアを考える際にも、今回のようにいつでも必要な時には自分のストーリーに戻ってくる、またそこから新しいストーリーを紡いでいく、という「在り方」は、ソーシャルワークにも通じませんか?

「OpenDOOR」という活動自体にとっても、何をテーマに今後イベント等を開催しても、いつでも戻ってこれる軸でもありたい、とも思いました。

今回は、参加者のみなさんにとっても暖かい場にしていただき、とても感謝です…!ご参加の方も、ソーシャルワーカーを主としながらも、公認心理師、キャリアコンサルタント、これからソーシャルアクションをしようとしている一般企業の方など様々でした。オンラインで全国各地、元々知り合いではない人と、というのも良い距離感なのかもしれません。

今回は、過去を振り返りながら「自分らしいキャリア」を考えてみるOpenDOORでした。